インターステラー

なんかSFファンも納得の本格SFらしいから見た。

スターウォーズはSFじゃなくてスペースオペラだ、とか言われてもピンとこないレベルなのだが。

でもこの映画のスケールのデカさは並みではなかった。想像を越えた宇宙の神秘で満たされてる。
ついつい訳わかんないくせにサイエンスZEROとか見ちゃう人には飽きずに常にワクワクドキドキを味わえると思う。

全体的に2001年宇宙の旅の影響を感じた。土星に"彼ら"によって作られたワームホールがあったり。2001~では土星モノリスが見つかった。
グルグル回るドーナツ状の宇宙船とか、冬眠装置的な機械とか。HAL9000的な役回りも、完璧なエリート研究者が孤独に耐えかねて暴走してしまうことで表現していた。全体的に人間の心、特に孤独を強調していて、凄くよかった気がする。2001~は無機質で飽きちゃうしw

出てくる登場人物はみんな孤独を抱えていた。

1時間いると星の外だと7年経過する星で探査してる仲間を待ち20年以上一人宇宙船で研究する奴。自分は20年待ってるのに、仲間は往復3,4時間だ。頭おかしくなるw

父親とも離れ、恩師とも死別し一人で父の帰りを待って研究を続けるん娘。

父を諦め一人で農場を守る息子。妻子がいるが、精神的には孤独だったんだろう。

地球からどれだけ離れてるかわからない極寒の星で絶望と孤独に押し潰されたエリート研究者。

ブラックホールに飲み込まれた主人公。

遠い遠い星でただ主人公を待つ研究者。


孤独と孤独を繋いだのは愛だった。そして文字通り愛は次元をも越えた。
この辺SFファンはどう思うのか知らないけど、俺は良かった。




俺的には2001年宇宙の旅より面白かった。かなり影響を受けてると感じたので現代版2001年宇宙の旅って印象。

もっかい見ようかな...w